電気関係の仕事に憧れて、異業種から転職。現場で仕事を覚えていく面白さと楽しさがある

PROFILE

電気関係の仕事に憧れて、異業種から転職。現場で仕事を覚えていく面白さと楽しさがある

岡庭 淳也

前職では飲食業に就いていたが、もともと憧れていた電気工事関係の仕事に転職するため電気工事士の資格を取得し、2022年に星野総合商事に中途入社。現在は工事部で消防防災設備や電気設備などの工事を担当。休日は子どもと遊んだり自宅で料理をしたりと、家族との時間を大切にしている。

コロナ禍をきっかけに、異業種への転職を決意

前職では、主に飲食関係の仕事をしてきました。もともとは電気工事関係の仕事に憧れていたのですが、思うような就職先が見つからず、高校卒業後は10年ほど、実家が営む飲食店の手伝いなどをしていました。けれども、いずれは夢を叶えたいと、働きながら独学で電気工事士の資格を取得。コロナ禍で飲食業がダメージを受けたことをきっかけに、本気で転職を考えるようになったのです。

そんなとき、消防設備士という国家資格があることを知りました。電気工事士の資格取得者には、消防設備士の受験資格があります。消防設備の点検・整備は、建物がある限りなくならない仕事ですし、電気工事士と消防設備士の資格の両方を保有していれば、電気工事関係の仕事に就く上で有利だろうと考え、資格を取得しました。
そして、自分の資格を活かせる転職先として星野総合商事を志望し、2022年に中途入社しました。

2つとして同じ現場はない難しさがある

入社後は工事部工事課に配属され、消防設備や弱電設備、電気設備の工事を担当しています。火災報知設備やスプリンクラー、ガス漏れ警報設備などの消防設備の工事、建物の放送設備やテレビ共聴・通信設備、セキュリティ設備などの弱電設備の工事を行っています。

工事部工事課には10人ほどメンバーがおり、私が一番の新入りです。工事の期間は現場によってまちまちで、小規模な工事だと1日~数日で終わりますが、大きな現場では工事が終わるまで数ヶ月~1年以上かかることもあります。普段は3~4人で現場に入りますが、大きな工事では数人以上でチームを組み、分担して作業を進めます。

この仕事で難しいのは、同じ現場は2つとないこと。工事としてやることは同じでも、建物はそれぞれ違いますし、取り付ける設備も多種多様です。建物の構造や工事の全体像をきちんと理解した上で図面通り正確に施工しなければならず、なかなか大変です。

施工した設備が正常に作動したときの達成感は格別

仕事で一番やりがいを感じるのは、工事を完了して動作確認を行い、装置が正常に作動したとき。大きな現場では1000個単位で感知器を取り付けることもありますから、1つ1つ自分たちで取り付けた機器や設備がきちんと作動したときの達成感は格別です。工事を完了後、消防検査を受けて合格が出れば、私たちの仕事は終わりになります。

反対に大変なのは、施工した機器や設備が正常に作動しなかったとき。どこに問題があるのか、原因を究明して工事をやり直すことになりますが、大規模な工事で納期も迫っていることが多く、解決するまで現場はピリピリとした緊張感に包まれます。けれども、困難な現場ほどチームの結束力は高まるもの。不具合が無事に解消し、工事が完成した後の打ち上げは大いに盛り上がります。

経験を積み、1人で現場を任せられるようになりたい

工事の仕事は、実際に現場を経験しながら覚えていかなければならないことがたくさんあります。そのため、当社では現場に同行する先輩社員や上司から実地でいろいろと教わりながら、少しずつ仕事を覚えていきます。私自身も、まだ先輩方に相談しながら仕事を覚えている最中です。

いまの目標は、小さな現場であれば1人で全部の工事を任せられるようになること。1人前になるまでは最低でも3年くらいは経験を積まないといけないようですが、早く独り立ちできるようになりたいです。
消防設備の工事というと、あまりなじみのない仕事と思う人が多いかもしれません。でも、火災報知設備やスプリンクラーなどの消防設備は誰もが一度は見たことがあるものですし、とても身近なものです。専門的な工事なので難しいこともありますが、入社後に仕事を覚えていけば大丈夫ですし、先輩方が丁寧に教えてくださるので心配はいりません。この仕事に興味のある人は、ぜひチャレンジして欲しいと思います。
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