消防設備の設計は、1人前になるまで10年はかかる仕事。 難しく大変だからこそ奥が深く、やりがいも大きい

PROFILE

消防設備の設計は、1人前になるまで10年はかかる仕事。 難しく大変だからこそ奥が深く、やりがいも大きい

浅井 洸也

専門学校を卒業後、2019年に新卒で星野総合商事に入社。入社後2年間、工事課での勤務を経て、現在は第4営業課で積算・設計を担当。休日はペットの猫と戯れたり、ソフトテニスサークルの活動に参加したり、友人とドライブに出かけたりと活動的に過ごしている。

学生時代から、消防設備に興味があった

専門学校では「住まいづくり科」というコースで、建築・設計・施工など家づくり全般について学びました。中学・高校時代から消防設備に関心があり、学校で火災報知器の点検があると「どんな仕事をしているんだろう?」と興味を持って見ていました。

就職活動を始めるとき、専門学校の恩師が「星野総合商事は面倒見のいい会社だよ」と勧めてくれたことがきっかけで、当社を志望しました。当社が第1志望で、他社は受けていません。『消防施設工事』を専門に扱い、長年の実績があることが、当社の最大の魅力でした。

工事と積算・設計の仕事の両方を兼務

入社後は約2年間、工事課で現場の施工を経験しました。現在は、第4営業課で積算・設計を担当しています。積算とは、これから建てる建物にどんな設備がどれくらい必要かを見積もり、工事全体にかかる費用を算出する仕事。設計は、消防設備の配置や配線を考え、図面に落とし込んでいく仕事です。

私の場合、仕事内容がやや特殊で、普段は積算・設計をしていますが、工事課等から声が掛かり現場の応援に出ることもあります。設計・積算と工事の仕事の割合は半々くらい。それぞれ違ったやりがいや面白さがあり、両方の仕事を経験できることをプラスに捉えています。

工事の仕事の面白さは、自分が施工した建物が完成し、人々に使ってもらえるところ。大変さとしては、事故を起こさないよう神経を使いますし、肉体的に疲れることでしょうか。積算・設計の仕事の面白さは、自分の思考が形になること。ゼロから設計した図面にOKが出ると、嬉しいですし達成感を感じます。ただ、勤務中はパソコンの前で長時間座っているので、目の疲れや腰痛に悩まされることもあります。デスクワークと体を使う作業の両方ができるという意味でも、工事と積算・設計の兼務はいいかもしれません。

人命を守るための設備だけに、高い専門性が求められる

消火設備、警報設備、避難設備、消防活動用設備などの消防設備は、消防法によって細かく設置基準が定められています。建物の種類や構造、面積などによって必要な設備・機器は変わってきますし、法律の改正や、設備・機器の進化、建材や建築方法の変化にも対応していかなくてはいけません。

そのため、消防設備の設計は非常に専門性が高く、一人前になるまで時間を要する仕事です。10年やってようやく一人前、次の10年でもう1つ柱となるような自分の専門分野を究めていく、という感じです。

第4営業課には約10名の社員がいますが、私のすぐ上の先輩は10年選手。大ベテランの先輩方に囲まれて、仕事に関するあらゆることを教わりながら、可愛がってもらっています。設計の難しさは、建物ごとに仕様がすべて変わってくることに加え、設置する設備や機器が技術的に高度であること。例えば、感知器やスプリンクラーヘッドは設置場所が少しずれただけでNGとなることもあります。

人の命を守るための設備なので、設計も施工も非常にシビアなのです。ただ、難しく大変だからこそ奥が深く、知識や技術を身につけていくやりがいも大きいと言えると思います。

仕事を覚えやすく学びやすい環境が整っている

当社は、仕事を覚えやすく学びやすい環境が整っていると感じています。工事と設計の両方について言えることですが、新人の頃は、先輩社員が隣に来て、実際の作業をやりながら教えてもらえます。言葉で説明されてもわからないことが多いので、目の前で先輩がやっている姿を見て、自分でもやってみながら教えてもらえると、すごく覚えやすいです。

また、自分の部署の先輩だけでなく、違う部署の人にも気軽に質問できる雰囲気があるのが、当社のよいところだと思います。部署に関係なく、新人をサポートし、育てていこうという社風があるのです。仕事に関係する資格の取得についても、サポート体制が充実しています。会社としては社員の自主性を尊重する姿勢で、自分が資格を取得したいと思えば、テキストや講習会への参加などの支援をしてもらえます。

私自身も、入社後に色々な資格を取得しました。仕事を通して知識と経験を深め、自分の専門性を高めていきたい人には最適な環境だと思います。
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